ボカシオイルが営業しているボカシテラピーに潜入してきた(バリ島)bokashi therapy

バリには通常、一家に一本、『ボカシオイル』というものがあります。

ある時、いつもウブドで泊まっているゲストハウスのニョマン(ローカルバリニーズ)に、虫に刺された事を話すと、『ボカシオイル』を持ってきてくれました。(バリに行ったら必ず蚊かダニにやられて、どこかしら痒くなります。)

「ふーん、バリでは、蚊に刺された時、ボカシオイルなるものを使うのか。」

と思っていたところ、どうやらバリ在住日本人の友人一家にもボカシオイルがあるというではありませんか。インターネットで調べても、「バリには一家に一本ボカシオイル」と普通に書いてあって、「これは、ただ事ではないぞ」と思うようになりました。

私の経験からも、インターネットの情報からも、ボカシオイルがバリ島内で十分に浸透している事は、間違いないのでしょう。ただ今まで何度もバリに行きながら、私自身この『ボカシオイル』なる存在を知らなかった事からすると、どうやらそこまでメジャーではないのではないかと思います。(私がただのモグリだと言う可能性もありますが。)そんなわけで、どんどんと『ボカシオイル』に惹かれていくことになりました。

ここで一旦、話は変わって信仰について。

「アナタハ何ヲ信ジテイマスカ?」と聞かれたら、大半の日本人は、「うわっ、この人、宗教の事言ってるよ。関わらない方がよさそうだな。」と思う事でしょう。ですが、日本人は通常、八百万の神を無意識に意識しており、森林の中にある巨木には神様が宿っていそうな気がするし、大きな岩にしめ縄が巻いてあったら、それも神様。自然だけでなく、お客様は神様であり、トイレにすら神様がいると感じます。これは一神教を信じる世界の大半を占める人たちからしたら、あり得ない話で、自分では普通だと思っていたために、特にアイデンティティとして押し出していなかった例です。心の底から信じているものは、自分には分からないものなのです。

そこで話は戻って、ボカシオイル

私はボカシオイルの現状(外部の人は知らず、内部の人は知っている)を知った時に、なんだか信仰のようにすら思えてきたのです。まるで『ボカシオイル教』。そんなボカシオイルがやっているボカシテラピー。日本でセラピーと言ったら、なにやら高額で変なものを売られそうな気がするし、怪しい感じがしてきます。

さてさて、前置きが長くなり過ぎてしまいましたので、そろそろ本題に入りましょう。今回はこのボカシセラピーに潜入してきましたのでレポートします。はい、それだけです。

注1)何やら怪しげなスタートですが、今回はただのスパのレポートです。笑

注2)Therapyは通常セラピーと訳しますが、「The」は舌を歯の間に入れて発音する、日本人にとっては難易度の高い音です。日本人は迷わず「セ」と発音しますが、バリ人に限らずインドネシア人は迷わず「テ」と発音する(そもそもインドネシア語ではTeraphyと綴る)ので、今回はテラピーと書きます。

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場所について

場所は、中心部から離れているので、ローカルのお客さんがメインなのでしょう。バイパス沿い、サヌールの端っこに位置し、分かりやすく言うとロッテマートの近くです。

(車さえあれば)アクセスはかなり良いです。

今回は運よく、バリ在住日本人の友人に連れていってもらえました。

雰囲気について

ここが入口。ボカシセラピーとは書いておらず、Klinik Pijat Usada Pak Olesと書いてあります。何の事なのでしょうか。意味は分からないです。

中に入っていくと、ボカシテラピーの内容が書いてあります。

ボカシオイルを使ったマッサージもあるのですが、ここの目玉はオイルはあまり関係なく、酵素浴(酵素風呂)です。

酵素浴とは、砂風呂のようなもので、酵素(おが屑のようなもの)の中に埋もれる入浴法です。酵素が勝手に発熱して、ヒーターを使わずとも温かくなってくれます。

入口を過ぎて、もっと中に入っていくと、なんだか偉人のような人達の肖像画あります。

あれ?

なんと、2人も日本人の肖像が!

肖像画(もしくは写真)がある5人中2人が日本人なので結構な割合です。きっとボカシオイルに貢献した日本人たちなのでしょう。ここでも日本とバリの繋がりを感じます。

いざ、体験!

酵素浴の会場は、ほの暗い部屋で、死体安置所のような雰囲気です。おじさんがホウキとチリトリで酵素の手入れをしてくれていますが、その表情はどこか冷徹で、まるで何かを諦めているかのよう。一人で来てたら恐ろしくなって帰ってしまうかもしれませんが、友人と一緒だったので、この雰囲気を見た瞬間にテンションが一気にブチ上がります。

そして、テンションのマックスは着替えが終わっての記念撮影。手も足も出ていない違和感。そのファッション性に笑い転げます。

一通りの記念撮影が終わったら、早速酵素浴です。冷徹なおじさんが酵素を掘って、人が一人安置、、、じゃなくて横たわる事が出来るだけのスペースを確保してくれます。

その溝に横たわったら、埋葬、、、じゃなくて、酵素を上にかけてくれます。なんともシュールな雰囲気です。全員が埋葬、、、じゃなくて横たわったら、お決まりの記念撮影です。

最大で30分まで可能との事ですが、熱過ぎてそんなに入ってられません。入っていたのはせいぜい10分から15分くらいでしょうか。お尻や太ももが、だんだんと熱いを通り超して痛くなってきます。途中、冷徹なおじさんが少量のティッシュで顔の汗をぬぐってくれます。調子こいて水が飲みたいと言ってみましたが、ちゃんとパックの水をもってきてストローで吸わせてくれました。おじさんの手はタバコの匂いがしました。

総評

発酵浴が終わった後は2階にあがってボカシオイルを使った全身マッサージを受けたのですが、なかなかリラックス出来て良かったです。会計の時、金額が良く分からなかったのですが、どうやら会員になると安くなるようで、ローカルとツアリストの価格も違うような雰囲気を感じました。価格は書いてありますが、(おそらく)無いようなものなので、自身で交渉してください。

イマイチ発酵浴というものになじめず、絶対下にヒーターあるだろうって聞いても、「断じて無い」と言い張っていたので、これは酵素から発熱される自然な熱なのでしょう。それにしても自然の現象だけであんなにも熱くなるなんて神秘的です。

最初は訳が分からず、「これ、砂?」と聞いたら木だと言われました。Oakと言っていたので、ブナとかナラとかそのような木が朽ちたものなのでしょう。スパとしてリラックスできるし、それに爆笑もできるので、友人とたまに行く分にはいいかもしれません。一人で行くと、かなり惨めな思いをすると思うので、ご注意くださいませ。

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