パスポートの更新@シンガポール

パスポートを更新するときはなんとなく感慨深くなるものです。ボロボロになった表紙や、10年の間に行った外国のスタンプを見ていると、いろいろなことを思い出します。一つ一つのスタンプに、それぞれ旅の思い出が詰まっているので、ページを繰る手はどうしてもゆっくりになります。

10年前に初めてパスポートを手に入れてから、とうとう10年。最近、在シンガポール日本大使館までパスポートの更新手続きに行ってきました。更新した後はまっさらなパスポートになったわけですが、またこれから新たな気分でいろいろな国に行って、思い出と経験を増やしていきたいと思います。

今回はシンガポールでパスポートを更新する方法と、今回更新するときに思ったことについて書いていきます。

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スタンプラリー 10年間の成果

憧れた父のパスポート

思えば初めて本物のパスポートを見たのは10代の頃、父がパスポートを自慢してきた時でした。それは既に発行期限切れのパスポートで、ページをめくるとスタンプがたくさん押してありました。そのパスポートを見ながら、学生時代に一人旅で行った1か月のヨーロッパ旅行の思い出を話しているときの父の姿は今も覚えています。

はじめは二人旅だったこと、ヨーロッパに着いたその日に喧嘩して別々の方向に向かったこと、白バイがかっこよくて警察の人にお願いして白バイと写真を取らせてもらったこと、結局ヨーロッパを縦断したこと。すべてが自分にとっては新鮮で、そのスタンプの多さと、日本では味わうことのできない非日常的な体験談に強烈に憧れた記憶があります。

母のアメリカ旅行紀

また、母はもっと若い中学生の頃にアメリカに一人で旅行に行ったことがあるというのは、私がある程度の歳を重ねた後で知りました。母が中学生だった時代はニクソンショック前で、1ドル360円の固定相場制だった時代です。その時代には当然航空券も高かったでしょうが、アメリカに住む親戚を尋ねて一人でアメリカに行ったと聞いたとき、二人の血を引く自分の将来が見えた気がしました。

アメリカではすべてが大きかったこと、米国製の画期的なキッチンツールを大量に買ってきたことなど、父の武勇伝とはまた違った話を聞けて、そういう海外との付き合い方もあるのだなと認識することが出来ました。

初めての海外旅行は家族で韓国

初めてのパスポートを作った目的は、家族で行く韓国旅行のためでした。両親の海外話は聞いていたものの、20歳になるかならないかの自分は、地元の友達と遊ぶのが楽しくてしょうがなく、海外旅行に連れてってもらえると聞いても、全く興味が出てきませんでした。そのため、旅行に行っても、正直あまり心踊ることはありませんでした。決して安くなかったであろう旅費代4人分を工面してくれた両親に対して、今となっては、当時の韓国旅行に全力で挑まなかったことを後悔する気持ちでいっぱいです。

このとき、片言の日本語の現地ガイドさんに率いられていくツアーの集団がどうも恰好悪く見え、全てツアーに任せっきりで自分でガイドブックを調べて目的地に向かうという事をしなかった事を猛烈に恥じました。もしかしたら、これも今の旅行に労力を惜しまない性格を形成する要素の一つになっているのかもしれません。

初めての一人海外旅行はバリ1ヶ月

韓国旅行から1年、初めて一人で海外旅行をするチャンスに恵まれます。高専の専攻科という特殊なキャリア上、卒業旅行なんてものはありませんでした。(クラスメイトはたったの4人)そこで、自分も父のような、息子に語るための思い出が欲しいと思い、一人旅を計画することにします。航空券は父がクレジットカードで貯めたマイレージからだしてもらい、そして、たっぷりのお小遣いをもらいました。

いろいろ迷った挙句、目的地はバリ島。期間は1か月。当時はほぼ毎日のようにサーフィンをしまくっていたので、旅行先でもずっとサーフィンばかりやっていました。海外でもなんとかなる、というか日本以上に海外の方がなんとかなる、と気づいたのもこの旅行がきっかけです。またこの旅を通して日本人、外国人に関わらずたくさんの友達を作ることが出来、決まった友人付き合いしかなかった自分をオープンにしたと思っています。

ずいぶん後から、このときもらったたっぷりのお金は、働いていない母が昔から貯めていたお金だと聞いて涙が出ました。

旅行(狂い)好きの妻と結婚

出会った当時の妻は海外旅行好き、というかはっきり言って海外旅行好き過ぎて狂っていました。学生時代に行った国の数が半端じゃなく、どこに旅行に行こうかと話しても大半が行った事のある国で、行く先に迷いました。同時に、当時はサーフィン狂いだった私は、波のない海外の地に行く意味が分からず、遺跡なんか行きたくないと駄々をこねていました。今となっては黒歴史ですが、バリ島ではなく、フランスの首都パリにさえサーフボードを持って行こうとした程です。

そんなこんなで妻は、私を普通の旅行好きにするために、いろいろ苦労したそうなのですが、結局妻は行ったことのある旅行先に行くことになりました。

そんな妻との出会いが海外を身近なものにしたことも確かです。

シンガポール赴任

パスポートを作ってから10年、就職し、結婚し、今はなんと海外で生活しています。当時の経験や思い出が役に立っていることは確かで、一度若いうちに海外に出たことで、海外に対する憧れが募っていったことも確かです。

何の思いもなく適当に作ったパスポートも、今では生活するうえで無くてはならないものになりました。10年の間に増刷までは行かなかったけれど(日本のパス ポートの場合、既定の50ページで足りない人は40ページ分を後から足せるんです。)、残り4ページというところまで埋まるまでに至りました。妻が赴任する前の一人暮らし期間はケツポケットにパスポートを入れたままほぼ手ぶらで東南アジアをプラプラしてました。9割がプライベートのスタンプで、残りの1割が出張という身分を考えると、たくさん旅行に行った方だと思います。アクティブに動くことを良しとする自分の行動指針に対しては合格点かなといったところです。そんな思い出に今、パスポートを肴にお酒を飲みながら浸っています。

シンガポールでパスポートを更新する具体的な方法

Passport

前フリが長引きすぎて、そっちがメインのようになってしまいましたが、今日のメインはシンガポールでパスポートを更新する具体的な方法です。

シンガポールでパスポートを更新する場合、タングリンにある日本の大使館に行かなければなりません。そのときに必要なのは下記の3点

1.古いパスポート
2.Visa(EP,DPなど)
3.写真(3.5cm x 4.5cm)

意外と忘れやすいのが写真。シンガポール中に自動で撮れるスピード写真のマシンがいくつかありますので、そちらを使うと便利です。私はトアパヨのMRT改札を出てすぐのところで撮りました。これら3点を持っていくと、約一週間後に新しいパスポートが出来上がります。
出張族が多いシンガポール。増刷もその場でできます。(更新と増刷でSGD210でした。)

以上、前フリは何だったんだってくらい簡単なのですが、簡単なことをクドクド説明してもしょうがないのでこの辺でやめておきます。

パスポートを更新するとパスポートナンバー(旅券番号)が変わります。となるとVisa(EP,DPなど)との紐づけが必須で、こちらも更新しなければなりません。大使館でやり方が書かれている紙がもらえますが、私の場合、会社の総務部に聞いたらやってくれました。駐在員の方は総務部を活用すると良いでしょう。

更新の方法は以上ですが、少しだけ小噺。パスポートの中の写真のページに派発行官庁がかかれていますが、この部分、日本発行の場合はMinistory of foreign affairsだったのが、Embassy of Japan in Singaporeになります。いいのか悪いのか、シンガポールで更新するとそんな違いもあります。

さて、如何でしたでしょうか?
具体的な方法を説明するはずが、自分語りがメインになってしまいました。穴が開いて使えなくなったパスポートと新しいパスポートを見ながら、お酒を飲んでいたらいつの間にかこんな記事になってしまっていました。実際パスポートを更新するときって、皆さんそんなものかもしれません。手続きよりも思い出に浸るほうが長くなるので、お気をつけて!

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