2016年上半期 感銘を受けた本ベスト5 私が思う死ぬまでに読んでおいた方がいい本

2013年1月1日に読書家になる宣言をしてから、本当に年100冊以上読む読書家になりました。すでに生活の一部になってしまった読書。あまりブログにアップしてはいないですが、今年も着々と続けております。

ブログに少しでも読んだ本のレビューを書いていけたらなと思っていますが、なかなか忙しさにいい訳をしてしまって、アップする機会がありません。この辺で一度、良かった本を振り返ってみたいと思います。

2016年上半期 感銘を受けた本ベスト5 いってみましょう。

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1位 記憶力を強くする

今期(私が読んだ中で)一番良かった本。それはこの本、「記憶力を強くする」です。
新刊ではなく、2001年に刊行された本です。米原万里さんの『打ちのめされるようなものすごい本』に紹介されていて、知りました。

この本では、脳の働き(特に海馬と言われる部位)から記憶力の仕組みを解説しています。この本から学んだこと、それは、

記憶は、その電気信号が通る経路の組み合わせから成る。

ということ。これは目からうろこでした。これが人間とコンピュータの大きな違いです。

仕事の関係で普段から電子部品を扱っている私は、記憶と言ったらまず、どこかのスペースに置かれた1と0の組み合わせをイメージします。ですが、人間は違うんですね。脳の容積は限られています。パソコンのハードディスクやインターネットのサーバーのように、増設する訳にはいきません。電気信号が通る経路の組み合わせで記憶することで、その容積をぐっと小さくできる訳です。

だからこそ記憶は曖昧だし、何か全く別の二つの記憶が結びつくことがある訳だし、何かをきっかけに別の事を思い出したりします。このような脳の働きの基礎から入って、どのようにしたら記憶力が良くなるかのアドバイスをしています。

最後に、30歳の東大博士が書いたことを知って、驚きました。世の中、すごい人がいるもんだ。

2位 男の作法

この本は、CITY BOYのための雑誌POPEYEの『おとなになるには』がテーマの回で紹介されていて購入しました。

池波正太郎の本を読むのはこれが初めてでしたが、この本にやられてしまい、これ以降、池波正太郎のエッセイを買い漁り、乱読しました。池波正太郎は男から見てもかっこよくて魅力的な人です。

この本にはタイトルそのまんまに、男の作法が書かれています。すし屋やてんぷら屋、うなぎ屋での作法が分かる人がどれだけいるでしょうか?それも格式ばった作法ではなく、理にかなった振る舞い方です。その気取らない姿がたまらなくかっこいい。

池波正太郎が言いたい事は、作法というと堅苦しくなってしまいますので、男の磨き方と言った方がいいかもしれません。例えば、氏は「男の顔は変わる。」といいます。良い顔に近づけていくという事が男を磨くということだというのです。カッコイイです。

あと一つここで挙げたい事は、それは亭主関白についてです。アメリカ一辺倒の日本では亭主関白という日本の歴史が悪しき風習だったようにとられていますが、池波正太郎の話を聞くと、なんて自分が浅はかな考えをしていたかという事に気が付きます。

亭主関白は、亭主の自分本位という事とは違う。亭主が主導権を持って女房の面倒を見るということ。

と言っています。亭主関白というとどうしても亭主が我がまま放題するイメージが先行してしまいますが、そのわがままは女房の面倒を見るためでなくてはいけません。ここが抜け落ちていると、誤ってしまいます。

鬼平犯科帳シリーズや真田太平記シリーズに手を出したら止まらなくなりそうで怖いです。

3位 転がる香港に苔は生えない

謝謝チャイニーズでデビューした星野博美の二作目です。これも米原万里さんの『打ちのめされるようなものすごい本』に紹介されていて、知りました。

この本も文句なく面白い。

返還前の香港に、返還年の前に渡ってその様子を書いた作品です。実際に香港の下町に住み、現地の言葉も習い、現地の友達と多く交流することで、実際の香港から見た「返還」を感じる事が出来ます。「返還」の空気を味わいたくて2年前に香港に渡り、人々の様子を見てきました。そんなノンフィクションだからこそ見える部分、そんなノンフィクションでしか見えない部分があります。

香港に行く人は、薄っぺらなガイドブックよりこっちを読むべきだと思います。私も香港に住んでみたくなりました。

4位 幸せになる勇気

今回紹介する本の中で唯一の新刊です。

勇気2部作の完結編となっていますが、1部は大大大ベストセラーの嫌われる勇気です。いつの間に2部作になったんだという感じがしますが、まぁ受け入れましょう。

ご存知の通り、嫌われる勇気ではアドラー心理学について、その考え方を紹介しておりました。今回の幸せになる勇気では、実践編として書かれています。青年が実際にアドラー心理学を実践してうまくいかなかった体験をもとにケーススタディの形式で書かれています。

ここでひとつ挙げたいのは、結婚の捉え方。結婚することで主語が私ではなく私たちになるというのは目から鱗の考え方でした。結婚生活も長く、なれ合いになってくる時だからこそ、主語を私ではなく、私たちにして考える必要があります。

1作目の嫌われる勇気と一緒に、レビューも書いておりますので、こちらもどうぞ。

[書評]嫌われる勇気と幸せになる勇気
嫌われる勇気の続編として、幸せになる勇気が発売されました。 これはアドラー心理学という、アルフレッドアドラーが礎を築いた心と行動の学問...

5位 食通知つたかぶり

これは少し古い本になりますが、丸谷才一の食に関するエッセイです。文章に定評のある著者が旨いものを書くとどうなるか?という実験的エッセイ。この描写力がすごいです。阿藤快や、彦摩呂なんてレベルではありません。まったく嫌らしくなく、それでいて情景が浮かんできます。今までに読んだ食べ物レビューの中で最上です。このブログレストランレビューが多くなってきているので、丸谷才一のように書けるよう鍛錬しています。(たまに表現を真似してます。)開高健や池波正太郎などの、私も好きな食通の話も出てくるので、ものすごく親近感が沸きます。

さて、如何でしたでしょうか?今回は初めて本のレビューをまとめましたが、良く言えば新刊を羅列しただけのチープなランキングではなく、悪く言えば自分の気分で決めたランキングになりました。どれも間違いなく名作ですので、気になった本がありましたらまずは買って、積読しといてください。笑

それでは、良い週末を。

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