[映画]ビフォア・ミッドナイト

以前より、ビフォアサンライズ、ビフォア・サンセットのレビューを書いてきましたが、今回はシリーズ最新作のビフォア・ミッドナイトを紹介します。

<ビフォアサンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)のレビューはこちら>
<ビフォアサンセットのレビューはこちら>


監督 リチャード・リンクレイター
出演 イーサン・ホーク
ジュリー・デルピー
上映 2013年

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あらすじ

ウィーンでの出会いから18年、パリでの再会から9年、ジェシーとセリーヌは双子の娘とともにギリシャで夏のバカンスを過ごしていた。ジェシーは前妻が引き取って育てている息子ハンクを空港で見送ると、息子と離れて暮らす寂しさや罪悪感から、年頃の息子には父親が必要と考え、息子が暮らすシカゴへの引っ越しを考えるが、パリで仕事を持つセリーヌは反発する。これをきっかけにジェシーとセリーヌは口論するようになり、2人切りで過ごせるようにと友人のステファノスらが用意してくれたホテルの一室で激しくぶつかり合うと、セリーヌは部屋を出て行ってしまう。
ジェシーは1人で佇むセリーヌの前に現れると、自分は年老いた未来のセリーヌからのメッセンジャーとしてタイムマシンに乗ってやって来たと告げる。そして、2人は改めて互いの愛を確認する。Wikipediaより

一作目は出会いと感動的な別れがありました。二作目は9年ぶりの再会という一大イベントがありました。ですが今回、特にイベントはありません。あらすじ的にはただ、二人が喧嘩して仲直りするというだけのものです。

前二作を見ていない人、またはこの映画の楽しみ方を知らない人にとっては、ものすごくつまらない映画になってしまうかもしれません。見る人を選ぶ分、ハマる人にとってはハマる映画という事でしょうか?私は大好きな映画です。

今回のみどころ

本作、ラブロマンスという事になるのでしょうか?ですが全く純恋愛ものではありません。倦怠期を迎えた夫婦の日常の一日といったところでしょうか。ですがその他愛のない会話の中に様々なメッセージが込められており、惹きつけられるものがあります。

車の中での家族の会話

今回、舞台はジェシーの息子を空港へ送りに行くところから始まります。夏休みをギリシャで過ごした彼は、母親の所へと帰っていきます。母親(ジェシーの前妻)はアルコール中毒になっており、ジェシーは息子と暮らしたいのだけど親権は母親にあるため、それが叶いません。
一方セリーヌとの間には双子の娘が生まれており、息子を送った後、家族4人が車で移動するシーンに移ります。セリーヌは仕事が順調で、ジェシーも執筆活動がうまくいっており、一見、うまくいっているように見えます。ただここでジェシーの本音(息子のそばにいたい)が出てしまい、二人の間にモヤモヤと残ってしまいます。これがキッカケで後々の喧嘩につながっていきます。

三家族+二人の老人との会食

その後、ゲストハウスに向かい、長い昼食をとります。ゲストハウスはジェシーの小説のファンの老人のもので、このゲストハウスに泊まっているカップル達とそれぞれの出会いや価値観について語ります。ジェシーとセリーヌの二人もこれまでの出会いについて、少しぼかしながらですが熱く語ります。

久しぶりに二人きりでホテルへ

ゲストハウスに泊まっている他のカップルの手配で、ジェシーとセリーヌはこの晩、ホテルに泊まることになります。
ジェシーは久々の二人という事でセックスしたくてたまりません。ですがセリーヌは娘たちが気になります。温度差があるなか、なんとかジェシーがムードを作るのですが、息子からの電話に中断されてしまいます。
ここからだんだんとムードが険悪になってきてしまい、ついにはセリーヌが部屋を出て行ってしまいます。

そして仲直り

部屋を出たセリーヌは海辺のカフェにいました。
タイムマシーンでやって来たというジェシーの芝居に対し、セリーヌも芝居で応じ、無事に仲直りとなります。このタイムマシーンのくだり、まさに一作目でジェシーがナンパの時に使った作戦と同じで、一作目から見ているファンからしたら、思わずにやけてしまいます。

今回の舞台はギリシャ

一作目はウィーン、二作目はパリ、そして今回はギリシャです。
実際に私もハネムーンはギリシャで2週間過ごしており、エーゲ海の島には思い入れがあります。今回のロケ地はペロポネソス半島にあるオールド・カルダミリという所だそうですが、ギリシャの雰囲気はビンビンに伝わってきました。ギリシャ料理のドルマデスや白ブドウなどを食べながら、日差しが強すぎる海の近くの日陰で白ワインを飲む。最高すぎます。
会話の邪魔にならない程度の映し方しかしていないので、あまり景色は気にしていなかったですが、次はどこのロケ地なのかな想像するのも、この映画のひとつの見どころなのかもしれません。

如何でしたでしょうか?
現在公開されているビフォアシリーズは今回紹介した三作ですべてですが、9年毎に公開されてきたことを考えると次回は2021年です。まだまだ先の話ですが、二人が老夫婦になるまで続けてほしいシリーズです。

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