シンガポールにある映画好きのための通な映画館 The Projector

映画が安いことでも知られているシンガポール。在星日本人の中でも映画好きの人や英語の勉強にと映画館に通う人は結構います。オーチャードには映画館がいくつかあり、新作映画を順番に垂れ流しています。しかし、そんな映画では無くて経営者が選んだ間違いのない映画を見たいというファンも多いはず。つまりニューシネマパラダイスで描かれていたような名画座を求めている層もいるはず。今回行ったThe Projectorはそんな人にピッタリの映画館でした。今回はシンガポールの映画館の紹介です。

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The Projector  

Address: 6001 Beach Road, #05-00, Golden Mile Tower, 199589

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The Projectorの場所

場所はゴールデンマイルa.k.a.リトルタイです。あれ?映画館なんてあったっけ?という方、よくみんながご飯を食べに行く建物はゴールデンマイルコンプレックスですが、映画館が入っているのはゴールデンマイルタワー。コンプレックスの隣側ですので気を付けてください。

最寄りのMRT駅はニコルハイウェイですが、ブギスから歩いてもいいでしょう。10分くらいでしょうか。そんなに遠くないです。

入口のエレベータを5階まで上がるとすぐそこは、映画館です。「まさかこんなところにあったとは!」的な感じです。ゴールデンマイルタワーの中はまさに迷宮なので、このエレベータ以外で行く事は恐らく不可能です。ちなみに私は試してみたのですが、持ち前の方向音痴を発揮して、ガチで入口まで戻ることもできなくなり泣きそうになりました。しまっている店が大半で、人気(ひとけ)もないので、かなり怖いです。余程の事情がない限りは入口のエレベータを使ってください。

入口にあるエレベータ。これに乗って5階までいけばThe projector。よく見ると手書きで書いてある。

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窓口は閉まっていたけど、開いていることはあるのだろうか。。。

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Red roomとGreen room

The projectorの中にはRed roomとGreen roomの2つのシアターがあるのですが、メインがGreen roomで席数が230。結構な広さです。Red roomの方は正確にはRed rumと綴ります。これはキューブリックのシャイニングにインスパイアされたとホームページにありますが、これはシャイニングの作中で主人公ダニーがRedrumと口ずさみながら口紅で鏡にRedrumと書く印象的なシーンから。鏡に移った文字はなんとMurderでした。Red rum(Red room)逆から読んだらMurderなんですね。

それからGreen roomの所以についてはホームページに言及されていないですが、これも気になるところ。Green roomといったらアメリカではクラブの控室の事らしいけれど、なんでメインスクリーンがグリーンルームなのだろう。なんだか両方とも不思議な感じですが、スクリーン1とかスクリーン2とかよりも名前がついていた方が愛着を感じて素敵です。

Cafe Sociery

今回見た映画はウッディアレンの最新作Cafe Socieryです。ハリウッドに出てきた少年の恋の物語。熱く短い恋をしますが、結局その恋は実らずに、お互いに別々な形で幸せになります。しかし一度は燃え上がった恋。男も女もその恋を引きずって、生きていくというなんとも糞切れの悪いストーリーですが、そのノスタルジックな舞台設定になんだか切なくなってしまいます。ウッディアレンは映像の作り方が本当に素敵です。設定が1930年代なので、同監督のMidnight in Parisに似た雰囲気でとても良い感じ。古き良きアメリカが描かれています。ミッドナイトインパリスも大好きな映画の一つなのですが、この人が監督をした映画は、古い時代の舞台設定が得意なようです。ストーリーもさることながら、ファッションや小物、インテリアにも見とれてしまいました。

トレーラーを載せておきます。映像が綺麗(特にオープニングのプールの描写)なので、英語が苦手な方も映像だけ見てみて下さい。

それといつもの事なのですが英語で見ると理解がイマイチなので、日本公開が楽しみです。(映画館に公開されても見に行けないので、正確に言えばGooglePlayレンタル開始が楽しみです。)

映画館の客層について

話を映画から映画館に戻しましょう。映画館の設備だけでなく、ここでは客層も気になりました。日本の映画館では基本的に誰も音を発しないので、全く気になる事はありませんが、シンガポールの映画館では結構リアクションが大きい人が多いので一緒に映画を見る人は結構大事です。

選んだ映画がウッディアレンの新作だったこともあってか、映画の事が大好きそうで、若い人が多かったです。ここの映画館に来ていた人達は、大事な場面でアイヨーと叫んだり、面白い事を言った後には下品な声で突っ込みを入れる人達ではありませんでした。バイアスのかかった見方かもしれませんが、映画が好きな人に囲まれてみる映画は面白かったです。

This is not a safety barrier

それからこの日、This is not safety barrierという本のリリースパーティーが行われていました。2時間も前から映画館にいたため、何人かと話して、「時間あるならおいでよ」となり、流れで参加してきました。入口はこんな感じでした。手前に置かれているのがその本です。

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中ではスクリーンに写真が写され、それぞれの人が詩を朗読していきます。意味が取れなかった部分も多かったですが、シンガポールのダークな一面も見れて面白かったです。あまり注目していなかったのですが、シンガポールのストリートカルチャーにも興味がわいてきました。

なんかよく分からないサブカル的なパフォーマンスもしていましたが、そちらはちょっと気持ち悪かったので、写真と詩の朗読だけ鑑賞して出てきました。

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それにしても結構多くの人が出入りしていたけれども、みんなどうやって情報をキャッチしているのだろう。。。

Golden Bar

それからもうひとつ書いておかなければならないことがあります。それは映画館に併設されたBar(Cafe)です。私はここでビーフのブリトーをいただきました。クスクスが大量に入っていて、それも一口食べるごとに湯気が出てくるようなアツアツのブリトー。今まで食べたブリトーとはひと味違うおいしさです。映画館と言ったら不味いポップコーンと不味いナチョスで、あまり良い思い出がありませんが(それでも毎回食べるのだけれども)、ここは普通に美味しい食事が提供されています。食事が美味しいと映画も面白くなりますね。

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それからお茶も美味しかったです。頼んだのはジンジャーレモングラスティ―。本格的にポットで出してくれます。パソコンでやりたい事があったので2時間近く前に来てしまったのですが、このお茶のおかげで時間を有意義に過ごすことが出来ました。(作業もはかどった)

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今回はウッディアレンの新作Cafe Socieryを見に行きましたが、近々、若かりし頃のロバートデニーロとジョディ―フォスターのタクシードライバーをやるそうです。今まで見る機会がなかったので、早速帰ってきてからレンタルして見てみましたが、映像と音楽の綺麗な作品。(それでいて見る人に考えさせられるストーリー。)こういった作品は映画館のスクリーンで是非見てみたいです。

最後のシーンの映像と音楽が素晴らしいので、動画を載せておきます。是非見てみて下さい。

多分今後ShawやGoldenなんとか等の映画館を使う機会は少なくなると思います。The Projectorでの今後の公開予定作品が楽しみです。派手な演出とハッピーエンドの商業用の作品ではなく、センスの良い映画を見て、自分の感性を磨いていきたいですね。

屋外のBar

(2016年10月2日追記)

the Projectorを知ってからというもの、映画が楽しみで毎週のように足を運んでいますが、今更ながら屋外にBarがある事を発見しました。同じゴールデンマイルタワーの5階で、駐車スペースになります。

基本的には中と同じメニューですが、外でもオーダーで来ます。

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奥に進んで行くと、DJが音楽を流しながらプロジェクターで映画を流しています。この日はレゲエの選曲にレゲエの映画が流れてました。雰囲気がとても良いので、映画の前の一杯にはとても良いです。

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追加報告は以上になります。

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