シンガポールの人口は現在、約550万人で、その中の38%はPR保持者(多国籍ながら永住権所持者)とその他の外国人です。つまり国籍がシンガポールの人はシンガポールに住む人のうち550万人中、340万人で、そのうち印僑と呼ばれるインド系の人たちが9.2%を占めます。この比率は結構高く、国籍がシンガポールの人のうち、華僑(中国人)74.1%、マレー系13.4%に次ぐ3番目の多さです。
シンガポール人のうちの約1割を占めるインド人ですから、もちろんシンガポール中にインド人は住んでいるのですが、リトルインディアという観光地にもなっている町があり、そこにインド人が集まるインド人街があります。インド人街とは、ヒンドゥー教のお寺、インド料理屋、インドの洋服屋、インドの貴金属屋、インドの電気街などが立ち並ぶ、まさにインドを思わさせる街です。そこには自然とインドカレーが美味しいお店が集まっており、ネットで「シンガポール リトルインディア カレー」で検索すると約129,000 件、また英語で「singapore little india curry」で検索すると約 5,350,000 件出てきます。それだけリトルインディアのカレーが気になる人が多い訳ですが、日本人に人気なのはバナナリーフアポロかムトゥースですが、今回は我が家ひいきのムトゥースを紹介します。
Muth’s Curry
住所:#01-01, 138 Race Course Road, 218591
営業時間:10:30 – 22:30
電話:+65 63921722
HP:http://www.muthuscurry.com/
リトルインディアのMRTからは徒歩7分程度で、それなりに歩きます。ムトゥースは店舗がデンプシーにもありますが、(インド的なという意味で)雰囲気の良いリトルインディア店がお勧めです。
バナナの葉っぱの上に(勝手に)サーブされるカレー
バナナの葉っぱの上にサーブされるとはこんな感じです。
頼んでなくても、2種類くらいその日のカレーみたいなのがあり、ウェイターさんが勝手に盛ってってくれます。インド人はいろいろな種類のカレーを混ぜて食べるのですが、カレーを混ぜる文化のない我々は正直、いろいろ頼まなくてもよかったのでは?と思ってしまいます。メニューが面白いので、いろいろな種類のカレーを頼みたくなってしまいますが、すぐにテーブルの上がいっぱいになってしまいます。4人で行ったらカレーを2種類か3種類、ナンを2枚にビリヤニは2人前で十分です。
日本人にお馴染のバターチキン、通称バタチキもあり、これは食べやすくお勧めです。
シンガポール名物フィッシュヘッドカレー
さて、シンガポールのガイドブックによく乗っているフィッシュヘッドカレーです。ムトゥースではサイズが何種類かありますが、一番小さいのでも十分に大きいので全く問題ありません。6人でも一番小さいのでいいくらいだと思います。ここのフィッシュヘッドカレーは正直物凄い辛く。その辛さを魚の白身が和らげてくれます。写真にも写っていますが、何故かパイナップルが載っており、我が家はこれを退けてから食べます。(笑)パイナップルをカレーに混ぜて食べると、甘みと辛みが混ざり合ってものすごく辛く感じてしまうのです。
まとめ
今回、日本人に人気のMuthu’sを紹介しました。ここはかなりお手洗いも含めてかなり清潔ですし、友達が泊まりに来た時にはかなりの頻度で連れていきます。シンガポール非在住の人にウケが良いのはバナナリーフアポロかムトゥースなのですが、私はムトゥースの方が好きです。コストパフォーマンスもこちらの方が良いと思います。
ですが正直に言うとカレーはインド人に囲まれて手で食べたい派なので、そんな私のリトルインディアで一番好きなカレー屋はKomala Vilasです。南インド系のベジタリアンのカレー屋なのですが、店内もあまり綺麗ではなく、観光客向けではない(むしろ外国人向けでもない?)のですが、味はピカイチです。こちらについても、いずれ紹介しますね。
さて、如何でしたでしょうか?リトルインディアのカレーの世界は本当に深いと感じております。せっかくシンガポールに住んでいるのですから、インドカレーの世界をもっともっと深くまで探っていきたいです。