シンガポール夜の街代表、クラークキー。オシャレな飲み屋が密集し、音楽を爆音で流すクラブがレストランと近接し、格式高いレストランでは無いにしろ、生演奏を抱えるレストランが多数存在し、至る所で行われる演奏は、クラークキーの雰囲気を唯一のものにします。このクラークキー独特の雰囲気は、一見の価値ありです。というか、シンガポールに来て夜のクラークキーに行かないと、損をしています。
そんな夜の街クラークキーは観光客にとっての絶好の観光スポットでもある訳ですが(実際、雰囲気がいいので駐在員でもよく行く)、お昼のクラークキーはどんな顔をしているの?というと、あまり観光客にはなじみが無いかもしれません。写真で見るとこんな感じです。
ほわーっとして、のどかな風景です。人も全然いないし、さびれた街のようになります。ですが、強烈すぎる日差しでどこを向いても眩しく、なんだかこのエリアに来たら眠たくなるようなメルヘンコリックな雰囲気です。
さて、今回はそんな昼のクラークキーのお話。
メルヘンコリックで、ノスタルジックで、そんな中で飲むクラフトビール。今回はそんなちっぽけなお昼の過ごし方の提案です。
Brewerkz
Address : 301 Merchant Rd, Riverside Point, 058282
Opening hours : 12pm – 12am
Tell : 6438 7438
立地について
イントロですでに触れましたが、場所はクラークキーです。飲み屋が密集する地点とは川を挟んで対岸の、落ちついた場所。チリクラブが有名なジャンボと同じ並びにあります。
Google Mapを埋め込んでおきます。クラークキー駅直結の駅ビルCentralから徒歩で10分程度です。シンガポールリバーを見ながらの散歩も悪くないです。
ブリュワークスのビールの値段についての説明
さて、このメニュー。私はかなり見慣れているのでなんか写真に取ると違和感あるのですが、ここで紹介しておきます。値段の付け方がユニークで面白いです。
まず、全てのビールはTier1とTier2に分かれています。
そして時間とサイズによって値段が変わってきます。例えば、Tier1のカテゴリーに属するビールを選んだとする。
12pm-3pmだと、
グラス(375ml)SGD6、パイント(500ml)SGD7、ジャグ(1400ml)SGD19、タワー(4000ml)SGD50となります。
それが3pm-7pmだと、
グラス(375ml)SGD10、パイント(500ml)SGD11、ジャグ(1400ml)SGD30、タワー(4000ml)SGD80となります。
さらに7pm以降は、
グラス(375ml)SGD13、パイント(500ml)SGD15、ジャグ(1400ml)SGD40、タワー(4000ml)SGD108となります。
つまり、12pm-3pmの間に来れば半額で楽しめるんですね。私、クラフトビールは夜ではなく昼飲んだ方が美味しいと思っているので、これは願ったり適ったりです。
さらに、この日はNewOnTapがSGD2オフでした。WhiteRabbitというホイートビアがTapされていたのですが、これはちょっとだけ高い Tier2に属します。それがなんとSGD2オフ。12pm-3pmの間に行きましたので、普段ならSGD8のところがなんとSGD6!!クラフトビール がこの値段で飲めるの?!って価格ですが、本当にそうでした。これは驚愕の安さです。だって、夜だったら同じビールが同じサイズでSGD16もするんです よ。お昼の時間は本当にお得です。
ドラフト以外にも瓶で、各国のクラフトビールが取り揃えてあります。見てるだけで楽しくなってしまう品ぞろえです。
まずはクラフトビール
さてこの日、わたしは一人だったので、本を読むつもりで来ました。まずは席につくなりビールを頼みます。
シンガポールリバーに向かってビールを飲みながら本を読んでいると、なんだか眠くなってきます。というより一瞬で眠くなります。
昼のクラークキーって凄く眩しいんですよね。自分の周辺にある全ての物体から光が溢れ出てくるような眩しさです。ビルの多いシンガポールで、ここだけ低い建物が多くて、その上、水面に反射する光で、光が入り乱れているのかもしれませんが、これは全て憶測です。共感してくれる人いますか?
まるでBGMはルクプル、ひだまりの詩。
そんな感じでウトウトしながら至福の時間を過ごします。(途中ガチで寝落ちしていました。店員さんごめんなさい。)
やっぱりトリュフフライ
以前、私はトリュフフライに対する愛を、この記事で表現しました。
SYMMETRYは立地がイマイチで(それも魅力なのだろうか?)、ちょっとアクセスめんどくさいですが、確かにSYMMETRYのトリュフフライは絶品でした。
そして、今回もトリュフフライです。繰り返しますが、クラフトビールにはトリュフフライが一番合うというが私の持論です。
Brewerkzのトリュフフライも美味しいです。太さがあるポテトなので、カリッカリとまではいきませんが、いもの味がちゃんとしているし、ヘニャヘニャしてもいません。欠点を一つあげるとすると、油が少ししつこい。太めのポテトはいかに油の存在感を消すかがカギだと思いますが、揚げる前にもう少し蒸すことでいもに火を通して、揚げるときは強火で一瞬で揚げるというのが肝心な気がします。(作ったことないので、すべて想像で話しています。)
この写真。いい感じにポテトがぐいぐいと主張してくる写真ですが、実際のポテトの主張はこんなものではありません。ぐいぐいぐいぐいと主張してきます。
そして私が達した境地とは、
気持ち悪い。。。
だって量が多過ぎるんだもの。これ、一人で食べるものではないです。この日、夕方10キロくらい走ったあとに夕飯は日本食で締めようと思っていたのですが、結局走りに行く気力はおきず、このポテトが夕飯となりました。
さて、如何でしたでしょうか?
今思い出してみると、またトリュフフライでクラフトビールを飲みたくなっています。もしカリカリのトリュフフライとクラフトビールを提供する素敵なお店をご存知の方は、是非とも一報願います。一瞬で駆けつけます。
シンガポールは明日、ラマダン明けのため休日。さてどこに行こうかな。それでは、また。