午後3時のスイーツタイムを楽しむためには、極端なギャップが大切である。
甘いスイーツは、苦いコーヒーと飲むからこそ旨い。
冷たいアイスクリームと温かいパンケーキのギャップも然り。
私のブログを見てくれている人には耳にタコかもしれませんが、これはわたしの持論です。
さて、これを人生に当てはめると?なんて説教臭い事は、(今回の投稿では)しません。その代り、このわたしの持論にもう一つ面白い視点を取り付けて、今回はカフェを紹介します。
それは、外観と内装のギャップです。
Contents
え?この見た目、何屋さん?
まず、今回紹介するカフェの外観を見て頂きましょう。如何です?何屋さんに見えますか?看板も、Chye Seng Huat Hardwareですし、工業的な響きさえも感じます。
次に扉を入った後の雰囲気がこちら。
このオッサレーな雰囲気に胸がトキメキます。入った瞬間に、「ここの店、間違いなく美味しいコーヒーを出してくる!!」と分かりました。
今回紹介するカフェは、このギャップが素敵なChye Seng Huat Hardwareです。
Chye Seng Huat Hardware
住所:150 Tyrwhitt Rd, 207563
HP:http://www.cshhcoffee.com/
電話:6396 0609
営業時間:火曜から金曜9時~19時、土曜から日曜9時~22時
定休日:月曜日
発祥はマレーシア
休日のお昼にカフェに行き、満たされた気分で帰ってきた後、記事を書くためにお店のホームページを眺めていたら、あることに気づきました。どうやらこの会社の発祥はマレーシアの印刷会社のようです。その印刷会社は今でもあり、その隣でもPulpというオシャレなコーヒー屋さんをやっているようです。つまり、そっちが本店で、こちらの方は支店という事ですね。
マレーシアのお店の位置を見てみたら、クアラルンプールの中心部から少し離れたところでした。残念ながら今のところ、こちらに行く機会はなさそうです。
HPからのコピーですが、雰囲気が素敵だったので、写真を貼っておきます。
田舎町にある工務店の事務所のような佇まいです。洗練されてはいますが、カフェっぽくはありません。ですが、中はすごい。このギャップがたまりません。このギャップこそが、今日書きたかったことです。
うーん、KLだったらこのために行ってもいいかもしれません。
カフェ的バーガー
さて、話をマレーシアからシンガポールに戻しましょうか。
その日は、朝ランしたうえにお腹が空いていたので、バーガーを頼みました。
Papa Pork Burger SGD18
バンズは手作りです。豆腐が入っているのか、すごく柔らかかったです。これにパイナップル?か何かの甘く煮てあるコンフォートが乗っかります。そして黒いパンでサンド。炭が入っているのかな?いかにもカフェ的なバーガーです。見た目に違わず大変おいしかったです。イケなかったのはチップスです。私はスイーツ男子でありながらも、ポテトチップスにも通じているというエリートではありますが、私の舌はごまかせません。付け合わせのポテトチップスを食べたときに自分の味蕾に確信を持ちました。それはなんと、<スッパムーチョ、わさビーフ、堅揚げブラックペッパー>のミックスだったのです(多分間違ってない)。せっかくカフェに来たら化学調味料の味とは暫く離れたいもの。ポテトチップスオタクでないひとは、このポテトチップス、酸っぱくておいしー!!ってなるのかもしれませんが、ポテトチップスオタクの私は、この付け合わせには感心しませんでした。
そして一緒に頼んだ飲み物は、アイスコーヒー(SGD7)。黒ビールっぽいですが、アイリッシュビールではありません。さすがコーヒー屋のコーヒー。アイスと言えども最高に美味しかったです。どうやっているのか分かりませんが、泡がすごかったです。飲んだ後に、口のまわりがサンタクロースになる、あれです。まろやかで、繊細で、さわやか。ギネスのように超音波で泡を立てているのかな?これは良かったです。
これも調べてから分かったことなのですが、どうやらこのお店はシンガポールのコーヒー界をリードしているトップランナーらしく、コーヒーは超一流との事。今回はあまりの暑さにアイスコーヒーを頼みましたが、それでもその実力は現像となってはっきりと見えました。ですがその後ろに見え隠れする本物のコーヒーの影の正体を次回こそ、味わいに行きたいです。
隣のコーヒー屋さんPapa Palheta
こちらが隣にあるコーヒー屋さんのお店です。Papa Palhetaといいます。隣といっても同じ系列だし、同じ敷地(建物も同じ)なので、名前が違うだけです。Papa Palhetaでは、コーヒー豆を買うことが出来ます。
さすがはシンガポールのコーヒー界をリードするだけあって、この小さなお店にすら、わたしは圧倒されました。
様々 なコーヒー豆が並んでいて、見ていて楽しいんです。それも変な変わり種ではなく、全部ド直球。デカフェの豆はありますか?なんて聞いてみましたが、カフェインの率は全部一緒だよと、一蹴されてしまいました。
カップや、コーヒーを淹れる道具なんかも色々あって飽きないです。豆にカップにフィルターにと色々買って 帰りたかったですが、これ以上モノ増やしてどうするんだと妻に叱られるのが目に見えたので、親指の爪を噛みながら帰りました。(実際わが家には、1年間飲み続けても消費できないほどのコーヒーとお茶が。。。)
平日は、こちらのお店も開いているようです。(私が行けるのはもちろん休日のみ。その日ももちろん閉まっていたので、勝手にホームページの写真を貼りました。平日に行ける駐妻が憎いです。)
コーヒーの教室なんかも開いていて、バリスタも育成しているとの事。ここでコーヒーを習ったら、将来引退したとき(考えるの早過ぎ!)は、日本でカフェを開く時に有利になるな。なんて甘い未来にウットリしてしまいました。
気持ちの良い天気の日には外の席で
休日でも外の席はやっていましたが、写真を撮り忘れてしまったので、HPから勝手にコピーして貼っておきます。まぁ多少デフォルメされている感じはしますが、こんな感じでした。
暑すぎる日はダメですが、程良い曇りの日なんていいかもしれません。もしくは、(屋根もあったので)雨の日に外で読書なんてのもありです。(また引退したときをほのめかしますが)晴耕雨読の生活には憧れます。
ノマドの方々へ
さて、ノマドが集まるのが良いカフェ。なんて一説もありますが、ここはノマドの方にはおススメできません。なぜなら、電源無し。ネットワークなしだからです。それに、隣の席とも近く、結構お客さんの出入りが激しいです。
私はたまたま良い席が取れた事もあって、2時間ほどここでパソコンで仕事をして帰りましたが、その間のお客さんの出入りは結構なものでした。席について、コーヒーとスイーツを頼んで、スイーツが来るまでコーヒーを飲みながら本を読んで、スイーツが来たら食べて帰るという感じ。店内は文句なくオシャレですが、なかなか落ちつけない雰囲気ではあります。
ここは、美味しいコーヒーを飲みに来る場所。というのが私の結論でした。
さて、如何でしたでしょうか?
このお店は、結構おススメです。カフェとして使うよりも、(もちろん本来の目的はカフェだけど)一度、シンガポールのコーヒー界をリードしているという美味しいコーヒーを飲みに来るだけでも価値があると思います。まだ行ったことがない方は是非、行ってみて下さい。
それではまた、一週間頑張りましょう。
最後に、おススメのコーヒー道具たち。
2016年7月追記
前回は妻の一時帰国中により一人での来店でしたが、今回は二人で行ってきました。
外の席でアールグレイチーズケーキなるものを頂きました。ブルーベリーの載っているトウフチーズケーキと、苺が載っているアールグレイチーズケーキ2つの魅力的なチーズケーキの間で猛烈に悩みましたが、結局アールグレイをチョイス。結果、甘過ぎずビター過ぎず、最高のチーズケーキでした。
今回はあまりに混んでいたため、外の席にしました。そこで気が付いたのですが、外の席には屋根も、ファンも、付いていて快適です。天気はドピーカンだったのですが、全然暑くありませんでした。エアコンの効いた室内より、もしかしたら良いかもしれません。
さらに外にはビールのカウンターがあります。SGD14からSGD17と決して安くはありませんが、まぁ許容範囲内です。
クラフトビールの瓶もこんなにたくさん。SGD12からSGD18まで、瓶の方がより広いラインナップです。この誘惑に打ち勝ち、私は素面で家に帰ってきました。
誘惑がもっとも頂点に達するのは、レジで注文する瞬間。だって、レジにまでタップがあるんだもの。左側はアイスコーヒーのタップで、右側はIPA。アイスコーヒーのタップなんて素敵過ぎます。これを見ながらレジに並んでいたら、誘惑に打ち勝つ事が出来なくなってしまい、実はIPAをオーダーしようとしたのですが、ちょうど切らしているとの事。代わりのものは頼まずに、おとなしくロングブラックにしました。
そして帰りにはPAPA PELHETAで、お土産を買ってきました。こんな素敵なペーパーバッグに入れてくれます。
中身はエチオピアのコーヒー豆、Yukroです。どんな風味なのか、とっても楽しみです。
今回は、以上です。