本格プラナカン料理のレストランBlue GingerでシンガポールのNational Dayを祝う

昨年の9月29日からブログを初めて、約11か月。今回でついに200回目の投稿を迎えました。シンガポールの日常とシンガポールで感じた事を書き綴ったこのブログの、記念すべき200回目がシンガポールについてなんて、なんだか嬉しく感じます。

さて、今年のNational Dayはシンガポール人の友人(というか部屋のオーナー)とプラナカン料理を食べに行ってきました。まさにシンガポールの文化についてです。

その様子をレポートします。

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シンガポールのNational dayと日本の建国記念日

今回はプラナカン料理のレストランレビューと、 シンガポールのNational dayについて、2本立てです。まずはNational Dayについて。

この日の妻はOccasionalな格好として、シンガポール国旗カラーの赤いリネンのワンピースを着ていました。私は生憎赤い服を持っていないので、いつも通りネイビーのVネックにリネンのシャツという格好で挑みました。国が全力でイベントをやっているというのもあるのですが、シンガポール人はNational Dayに赤い服を着る人が実に多いです。

さて、シンガポールの歴史について、少し話を。1945年8月、日本が第二次世界大戦に負け、日本が植民地として保有していたシンガポールは、イギリスの手に渡ることになりました。この間に華僑が大量に流入してくることになり、現在のシンガポールの人口比率に近づいてきます。それでもまだ国としてはマレーシア連邦の一部ですから、政策としてはマレー人を優遇する政策(マレーシアは今でもそんな変な政策を推し進めています。)になり、当然華僑が増えてきたシンガポールとは衝突します。

そんな中リークアンユー率いるPAPがシンガポールの政権をマレーシアから奪取し、独立したのが1965年8月9日。これが今からちょうど51年前ですね。この日がNational Dayなので、つまりNational Dayというのはシンガポール独立の日で、国を挙げてこれを祝福します。

話を一度レストランに戻しましょう。プラナカン料理を前に、ひとしきりシンガポールのNational dayについて話を聞いた後、「ところで日本のNational Dayはいつなの?どうやって過ごすの?」と聞かれて、私は妻と顔を見合わせました。二人とも何月何日か答えられなかったのです。

帰ってきて調べたら建国記念の日は2月11日で、由来は桓武天皇即位の日でした。桓武天皇は初代天皇とされている人です。天皇家が万世一代かの議論はありますが、皇室は桓武天皇の代からずーっと続いている訳です。そもそも古事記を読んで分かるように、八百万の神様の話をしている書物ですから、そこに出てくる天皇が実在したかどうかは(モデルがあるにしろ)不明です。そんな(神話か実話か良く分からない)古事記の中の人物について英語で(日本語でも?)説明できる自信はまるでないし、桓武天皇が即位した日の事を意識して建国記念日を祝う日本人はおそらくレアポケモン以上にレアでしょうから、日本人は建国記念日を意識していないというのが正解なのでしょう。やはり植民地支配された事がなく皇室一本でやってきた日本というのは相当に特別だし、それがゆとりを生んでしまっている事は確かなようです。

51回目のNational Dayは、シンガポールの歴史と、日本の歴史を比べて、物思いに更けるNational Dayでした。

Blue Ginger お店の外観について

今回訪れたレストランについて何も話をしていませんでした。ここからはプラナカン料理についてです。今回紹介するレストランはタンジョンパガー駅から徒歩3分のBlue Gingerです。

Blue ginger_1

The Blue Ginger Restaurant  

Address : 97 Tanjong Pagar Rd, Singapore 088518
Tell : 6222 3928
Opening hours : 12:00 – 14:30, 18:30 – 22:30

伝統的なプラナカン料理を食べられるレストランだけあって、外観もすてきです。狭い玄関に、中に入ると意外と広い内装、そして装飾は明るいパステルカラーという、例のアレです。

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中はこんな感じです。高級レストランと比べるとあまりキレイではない(実際にABCの評価はBだった。)ですが、最近の乱立しているレストランに比べたらここは歴史のある建物なので、古き良さを感じます。

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プラナカンについて

そもそもプラナカンって何なのさ?という人のために少し説明を。(実際私もあまりよく分かってなく、この日シンガポール人から教えてもらいました。)

先に歴史の説明のところで挙げたように、華僑が大量に流れ込んできたのはイギリス統治時代です。現在のシンガポール人口比率の大半を占めるのはこの部分なのですが、シンガポールにはそれより以前の15世紀ごろから華人が移り住んでいたのです。彼らはマレー人との混血で、文化としては中国、マレーシアはもちろん(建物を見て分かる通り)ヨーロッパのものまで融合しています。服装も派手なドレスで、文化自体が、現在の華僑とは違うものです。当時は華僑として一括りにできましたが、5世紀を経て、プラナカンとして独自の分化を築き挙げています。実際にこの日ディナーに招待してくれたシンガポール人も、自分たちはプラナカンではないし、プラナカンは服装で分かると言っていたので、現在の華僑とプラナカンとの間には血統的に明確な線があるようです。

料理も中華料理とは違います。中華料理の要素も入っていますが、マレーの要素の方が濃く感じます。辛さもなく、日本人からしても食べやすい味です。料理については後程、大量の写真で紹介します。

Blue Gingerの店内にプラナカン的な絵画が貼られていたので、写真を挙げておきます。

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お料理について

さて、今回はだいぶ料理にたどり着くまで長くなってしまいました。ここからようやく料理についてです。なんと今回はごちそうになってしまったので、レシートを持っておらず。値段、料理名ともに曖昧です。ですので適当に書いていきます。

まずはクエパイティ。これはプラナカン料理の定番です。パクっと一口で頂きます。今まで食べたクエパイティの中でこれが一番でした。

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そして、オタ。これも今までで一番。ココナッツがたっぷりで、ホーカーセンターのオタが全く別料理に感じてしまう位。さすがプラナカンの大御所は違います。

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切ってみるとこの断面です。かまぼこ並みの分厚さです。噛むとまずその弾力に驚き、次にそこから出てくるジューシーなココナッツ味の汁に驚きます。甘辛くて最高のオタです。

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次はこれ。湯葉で豚肉?を巻いて揚げてあるもの。ベトナムの春巻きのようですが、触感が全く違います。ホロホロとしていてとても美味しい。

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これは今回のメイン。フィッシュヘッドカレーです。リトルインディアで食べるよりも優しく、辛くない。これなら汗を出さずに食べきることが出来ます。日本人がフィッシュヘッドカレーを食べるなら、こちらの方が良いと思います。

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そして、これ。名前が全く分からないのですが、きちんとグリルしたチキンに甘辛いソースがかかっていて絶品。洒落た味でした。

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そしてチャプチェ。日本でチャプチェといったら韓国のアレですが、シンガポール、マレーシア、インドネシアでチャプチェと言ったら、これです。野菜の炒め煮のようなものです。これは春雨が入っていましたが、春雨が入っていない場合すらあります。味付けは優しく、煮物のような味でした。

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最後はビーフレンダン。大好きです。どうやったらこの味になるのか見当もつきませんが、すごくオシャレな味です。先の鳥肉にかかっていたソースもそうですが、このレンダンのソースも、日本のカフェ飯との相性はばっちりです。日本のカフェ経営者のみなさん、プラナカン料理をプレートの片隅に置いてみること検討してみては如何でしょうか?この手の料理は相当に食べてきたので、無料でコンサルしますよー。笑

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これだけの料理を4人で食べてしまいました。今考えたらすごい量ですが、それだけ話が盛り上がっていたのでしょうか?普通にペロッと食べきれてしまいました。

デザートについて

さて、これだけ食べてもまだ食べます。まずはチェンドル。なんの緑か知らないですが、すごく緑です。これがほんのりしょっぱくて、ココナッツと小豆の甘さをぐーーーっと引きたてます。チェンドルってその見た目から今まで避けていましたが、はっきり言って美味しいです。ここのが美味しいのか全てのチェンドルが美味しいのか分からない(以前一度食べたものはダメだった。)のですが、もしかしたらこれからハマるかもしれないです。

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次はこれ。マンゴーサゴーが好きな妻が、サゴーという文字をみて頼んだらこれが出てきました。かき氷みたいですね。

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そして最後はこれ。ココナッツと小豆なのですが、おしるこのような味でした。

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さて、如何でしたでしょうか?

レストランのレビューというよりも、何より一緒にディナーを食べたシンガポール人が素晴らしくて、会話に夢中になってしまいました。どんな話題を会話にあげても、ちゃんと返してくれる(それだけ色々と知っている)し、話題は尽きることがありません。

知的だけど、全然知的ぶらない姿勢も社会人として尊敬できます。世界をリードしていく人材が集まっているシンガポール。日本にこれだけの人がどれだけいるのかは分かりませんが、シンガポールには(人種に捉われず)たくさんいます。この機会になるべく多くの人と触れ合って、色々な事を吸収することが今後を変えていくのだと思います。

いちいち会話に納得しながら、少しでも多くの事を吸収しようと耳をダンボにして、開店から閉店までずっと喋り続けていたのでした。

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