il Cielo ヒルトンホテルの最上階で楽しむ佐々木シェフの本気料理

シンガポール駐妻が最も得意とする事。それは当然の如く平日ランチ。

これは、平日働いているサラリーマンとしては、羨ましくて、羨ましくて、しょうがない。どんな駐在サラリーマンも、奥さんが「このお店、おいしそう!」と言ったら仏のような優しい顔して「お友達と行ってきな。」と言ってあげるのですが、チャンスがあれば自分も行きたいなと思っているのは当然のことであります。

そんな中でも、「全然美味しくなかった」とか聞くと、なぜ「5千円を超えるランチが美味しくないんだ。」と全く理解が出来ないのですが、たまに「あそこはすごい美味しかったから、今度一緒に行こう!」と言われると、すごく嬉しくなってしまいます。

今回紹介するレストランは、妻が平日ランチに行ってベタぼれしたレストラン。そこを我が家のシンガポール生活最後の晩餐(ちゃんとしたバージョン)としました。今回は、Hiltonのil Cieloを紹介します。

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雰囲気について

今回紹介するレストランil Cieloはイタリア語で空という意味。その名に相応しく、景色は抜群。さすがヒルトンホテルの最上階に位置するだけあります。

このレストランを取り仕切る佐々木シェフは、以前はone fullertonのforlinoで働いた経歴を持っています。私は以前、forlinoが美味しいと聞いて行ってみたのですが、既に佐々木シェフが移動した後。レストランの雰囲気もメニューも変わってしまっていたという経験があります。ですので、今回は思い憧れていた人に会いに行くような感覚で行ってきました。

今回、通されたのは窓際の個室。めちゃ広い。景色最高。

もう最初からシンガポール最後の晩餐に相応しい部屋に、テンションが上がってしまいます。早速お料理の方も紹介していきましょう。

il Cielo
住所:581 Orchard Rd, シンガポール 238883
電話:+65 6730 3395

お料理について

今回頼んだのは、佐々木シェフ渾身のコース料理。もう、こちらとしては、なされるがままに目の前に出されるお皿を順番に食べて、目の前に出されるワインを飲んで、としているだけで幸せな気持ちになれます。

まずはパン盛り。色々な種類があって面白いです。全部に手を出してしまって、いきなりお腹がいっぱいになってしまうのが目に見えていたので、ここはセーブ。徐々にスタートしていきます。

そして、すぐに前菜が運ばれてきました。

手前左手はフォアグラのマカロン。トリュフが贅沢に散らばっています。トスカーナから送ってもらっているというトマトも、甘くて、イタリアーンな太陽の味がしました。

そして手前右手はイタリアーンなチーズ。ブラタのような感じでしたが、名前はちょっと忘れてしまいました。それを生ハムで包んで、ドライにしたトマトが載せられて、バジルのジェルが乗っています。全てイタリアのものを使っていて、いちいち全部名前を教えてもらった気がするのですが、忘れてしまいました。残念。。。ですが!大事なのはこだわり。1口で終わってしまうものですが、そこにめちゃこだわるのは大好きです。当然の如く美味しかったです。

今日のディナーは、ペアリングで頂きました。

この前菜に合わせるのはプロセッコ。シンガポールに来て、スパークリングワインの事を泡というのか!と覚えて、随分と大人になった気がしていましたが、ついに最近ではシャンパンとプロセッコの違いが分かるようになってきてしまいました。「大人の階段の~ぼる~」です。変な方に上らなければいいのですが。

1皿目がどれだけ美味しかったか話しているうちに、冷たいお魚の料理が運ばれてきました。

これはお寿司の再構築。見た目は全然お寿司じゃないし、そもそもシャリもないんですが、鯛のお刺身と、添えられているパリパリの海苔と、しその実で、なんだか不思議な感覚。白ワインがとても合いますが、日本酒で合わせても良さそう。見た目も美しいお料理です。

合わせたのは、ソアーヴェ。フレッシュでお魚に合うワインでした。

まだまだお魚は続きます。今度はホタテ。こちらも我が家好みのお料理。ホタテとトリュフって、なんでこんなに合うんですかね。トリュフのマヨネーズがたっぷりと、さらにトリュフが削ってあって、超贅沢。もちろんお皿に残ったソースは全部パンにつけて、お皿が「洗う必要なし」レベルまで綺麗になりました。

合わせたのはこちら。ルナエというワイナリー。こちらもフレッシュで、ホタテのためのワイン。てか、ワインが速い。ペースが速い。そんなにお酒強くないのでちょっと保守的に飲み続けます。

そして、ここでいきなりウニパスタ。

これがもう絶品でした。今日で一番だし、今まで食べてきたウニパスタの中で一番。これまで好きな食べ物は?と聞かれたら迷わず「カツ丼」と答えていた私ですが、この日を境に好きな食べ物は「ウニパスタ(か、カツ丼)」に変わりました。

そして佐々木シェフ渾身のディナーはまだまだ続きます。

今度は甘鯛の鱗焼きです。我が家は魚大好きなので、これは嬉しい。

ゆずのジェリーが手前に添えられていて、ほんのりピンクのユリネも春らしく、とても美しいお料理。こんなお料理でお酒を飲めて幸せです。

そして、次はメイン。

この流れで行くと、メインはどんなお肉が来るのだろうと妻と話していたら、なんと鴨でした。

なんとこの鴨、アメリカ産らしいのです。あれ?このこだわりの流れだったらフランスじゃなくて?と思いましたが、その更に上をいくこだわりよう。どうやら話を聞くと、アメリカのこの鴨はフランス産より高いらしく、これは佐々木シェフが目利きをした渾身の鴨。確かに今まで食べたカモの中で一番美味しい鴨でした。

手前と奥とで、2つの部位に分けられていて、全然テイストが違うので、楽しみながら食べることができました。

この鴨が、魚尽くしの流れの最期にふさわしく、とても満足感のあるコース料理でした。

お肉料理に合わせたワインはこちら。

ヴァルポリチェッラです。アマローネ好きな我が家は当然大好きなワインです。

そして今夜のディナーは、メインが既に出てきましたが、まだまだ終わりません。

これはデザートその1。ここで、すごいのが出てきました。

シェフに、もうこんなの食べれませんという胸をやんわり伝えると、まぁ軽いから食べてみてと言われ、恐る恐るスプーンを入れてみます、、、

え?!

黄色いフワフワの中から、白いフワフワが!!かなり大きいと思ったのですが、本当に一瞬でなくなってしまいました。

最後はエスプレッソに合わせて、ティラミス。さっきスイーツを食べたのがウソみたいに、これはペロリと行けてしまいました。

とても素敵な夜でした。

まとめ

この記事を通してのテンションの高さからも分かったと思いますが、とても満足のいくディナーでした。最後の夜(ちゃんとしたバージョン)に相応しい食事ができました。どうやら平日のランチがとても混んでいるようなのですが、シェフに聞くと、「夜来てほしい。」だそうです。それは、ランチの価格は限られていて、出せる料理も限られるからです。本当はあの食材を使いたいのだけど、この値段じゃ出せないから、これで妥協しようみたいなのも多いらしく、その試行錯誤の結果コスパはだいぶよくなるのですが、それは本気の料理ではない。シェフとしては、「俺の実力はこっちだ!」ということでディナーをおススメしているそうです。

平日お友達とランチをしている駐妻のみなさま、是非旦那様とディナーをともにしてあげて下さい。

ヒルトンの最上階という抜群の立地で、とてもアクセスがよく、景色がいい場所。私たちお客さんからしたらそんな場所ですが、提供する側からしたらここは最前線、激戦区です。そんな場所で日本人がシェフを任されているというのは、やはりすごい事ですし、それは我々日本人の食に対する意識の高さもあると思います。日本人の繊細な料理はフランス人、イタリア人からも認められていて、高く評価されている事の証だと思います。嬉しいですね。

ところで思うのですが、散々私はレストランレビューを書いてますが、おいしいお料理と言うのは、レストランでは無く、全てシェフによる気がします。だから、このような素人によるレストランレビューも、レストランとしてではなく、素人目線のシェフのインタビューとして、記事にしたら面白いかもしれません。(もし、協力してくれるシェフがいたら、の話ですが。)

日本は今日から連休に入る人も多いかと思います。それではみなさま、チャオ!

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