ご存知の通り、赤と白は英語でRedとWhiteです。イギリスでワインの表記はRedとWhiteですが、主なワインの生産国は英語を母国語とするイギリスではなく、もっと緯度が低い国です。
幸運にもシンガポールでは世界各国のワインを飲むことが出来ます、そして、それぞれの国には美味しいお料理があり、それぞれのお料理に合うようにワインも合わせるのが基本です。
ここで面白いのが、どこの国の料理を出すレストランかによって、赤ワインと白ワインの表記が違うという事です。
イタリア料理屋さんでは、Rosso(ロッソ・赤)とBianco(ビアンコ・白)と書かれています。
フランス料理屋さんでは、Rouge(ルージュ・赤)とBlanc(ブラン・白)と書かれています。
では、Tinto(ティント・赤)とBlanco(ブランコ・白)と書かれているはどこの国の料理屋さんでしょうか?
正解は、スペイン料理。今日はスペイン料理屋さんの紹介です。
La Tapería
住所: 1 Scotts Rd, 02-10/11 Shaw Centre, Singapore 228208
電話: 6737 8336
場所について
今回紹介するスペインレストラン、LaTapeliaは、レザミグループのひとつです。そのため、場所もレザミグループの本拠地であるオーチャード伊勢丹の裏側。以前、紹介したCaveauのちょうど2階に位置します。
1階は路面に面していますが、2階はビルの中にあり、エスカレーターを使ってビルの2階に上ってからお店に移動します。Caveauから2階に上ろうと思っても、行けませんのでご注意を。
しかし、この辺はオーチャードエリアでの飲み会に重宝します。オーチャードで飲んで、2次会はどうしようってなった事ある人、多いんじゃないでしょうか?この辺りは知っておくと便利です。
そして、あまり知られていないのか、LaTapelia自体の情報が何故か少ないのですが、お料理は本格的だし、使い勝手のとても良いお店です。
お店の雰囲気
モールの中と言えど、雰囲気はあります。お昼のランチもお得なようですが、ディナーとしても雰囲気があって、とてもいい感じです。今回は男二人で行ったので、全然雰囲気なんてものは必要なかったのですが、まぁちゃんと、そこに雰囲気はありました。きっと男女で行ったら良いのでしょう。
お料理について
さてさて、今回のメインはスペイン料理。
Hola!!(オラ!!)
です。
まずはラムをオーダーしました。ラムのラックをグリルしたものです。骨付きのラムのイメージは、「あの形」。骨が1本ななめにスッとしていて、そこに旗のように丸くなった肉がついている「あの形」です。
今回出てきたラムは、見たままのラックで、ちょっとイメージが違いました。
でも味は本物。少し甘めの味付けですが、シンガポールではいつも辛いものばかり食べているので、「あぁ、他国の料理を食べているなぁ。」としみじみ。
そして次は海老のアヒージョ。思っていたよりも一回りも二回りも大きく、驚きました。久々に甥や姪にあった時のように、「あれ?こんなに大きかったっけ?いやー、しかし大きいねー。」と思わず唸ってしまいました。食感の方もちゃんと、プリップリでした。プリッップリッ。これは美味しいです。行ったら間違いなく頼むべき料理でしょう。
そして、スペインと言ったらパエリア。これは欠かせません。ダイエット中で炭水化物を多く取りたくないと言えど、だからって欠かすことは出来ないんです。種類がありましたが、イカスミのパエリアを頂きました。
レモンをキュッと絞って頂きます。最近テーブルマナーの本で読んだのですが、串切りのレモンは絞ってよい、輪切りのレモンは絞らずにちょんと対象の食材に付けるのがマナーだそうです。え?常識?すみません、話が脱線しました。
今回、レモンは串切りだったので、絞るのが正解ですね。ワインにパエリア。夏の酒宴には持ってこいの組み合わせですね。とても良い時間です。
最後にちょっと物足りなかったのでフレンチフライとオリーブを頂きました。
ワインについて
今回いただいたのは、リオハのワイン。確かボトルで100ドルくらいでした。結構おいしいワインだったので、コスパはいいと思いました。情熱的なスペインでは、Blanco(ブランコ・白)よりも、Tinto(ティント・赤)が多くラインナップしています。イメージ通りですね。
しかし、改めて頼んだものを見てみたら、今回はTinto(ティント・赤)ではなくBlanco(ブランコ・白)の方が良かったかもしれません。スペインワイン=リオハ=赤というイメージだけでオーダーしてはいけないという事ですね。精進します。