想ひ出のバインミー NamNam Noodle Bar ナムナム (シンガポール)

イギリスの植民地だった香港、ポルトガルの植民地だったマカオ、そして、フランスの植民地だったベトナム。

帝国主義の時代、先進国は挙って領地を拡大するために東南アジアなどの(彼らにとって)未開の地に進出しました。進出と言ったらビジネスみたいですが、ようするに先住民を戦争によって屈服させる事で植民地支配していったという悲惨な歴史です。帝国主義的植民地支配は、もちろん肯定できるものではないし、間違いなく我々現代人が繰り返してはならない歴史のひとつですが、その植民地支配によって文化が融合され、新しい文化が生まれ、それによって恩恵を受けている人がいる事も確かです。そして、(1997年の香港返還を見ても分かるように)本国に返還されたくないという声が聞こえてくるほどに、経済的に潤ってしまう場合もあります。

それぞれの文化が融合したら、何が生まれるのか。それがもしも食べ物だったら?
今日はそんなイントロダクションから話を始めていきたいと思います。

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バインミーとは

唐突ですが、みなさん、バインミーってご存知でしょうか?冒頭で物騒な植民地支配の話をあげましたが、それはこのバインミーを語るうえで外せないエッセンスだからです。
フランスパンで出来たサンドイッチとでも形容したらいいのか、でもそれでは不十分です。
何故ならば、バインミーは屋台の食べ物だからです。元来レストランや家庭の食卓で、肉料理や魚料理、もしくはスープなどの皿料理と共に食べられるフランスパンですが、フランス統治時代のベトナムでは、もちろんそんな光景はありません。そこでフランスパンが広がるとどうなるか?その結果がバインミーなのです。

ベトナムのストリートに溢れるスタンドバイミー。じゃなくてバインミースタンド

Vietnam2

具材は店ごとに全く違っていて、これぞバインミー!!というのはありませんが、(もしくは知らないだけ?)傾向として、ハーブが多く入っているように思います。
フランスパンとハーブの相性はとてもいいんですね。東南アジアでも一番と言っていいほどハーブを使う国。ベトナムの屋台には、ハーブが入った器が置いてあり、それをちぎって料理に入れ放題なのです。

ベトナムの屋台で麺を食べると、こうなる。

Vietnam1

話が逸れてしまいましたが、そんな理由からもハーブが豊富に入っていることは自然な成り行きなのです。パン自体はサブウェイのサンドイッチよりも固く、イタリアのパニーニよりも柔らかいです。中身の方はサンドイッチのように野菜!!という訳ではなく、バラエティーに富んでいて、暖かく、料理がパンに挟んであるような感覚です。

そうです。これはフランス植民地のベトナムだからこそ生まれた料理なのです。

憧れたバインミー

私事ですが、2015年の4月のある週末、私たち夫婦はホーチミンにいました。

Vietnam3

2泊3日でクチまでベトコンゲリラの跡を見に行ったり、市内でベトナム戦争の勉強をしたり、雑貨めぐりをしたり、フランス料理を食べたり、得意の街歩きにも精を出したりの強行スケジュールで、ゆっくりするという感覚とは程遠い旅だったのですが、私はこの旅行で、是非とも本場のバインミーを食べてみたいと企んでおりました。

で、押しまくったスケジュールの中でホーチミンの街を探し回ること半日。バインミーを血眼になって探す私と、そもそもバインミーに興味がない妻とで結構本格的な喧嘩をしながら、よーやくバインミーを売り物にしているそれっぽいレストランを探し当て、ようやく本場のバインミーを食べることに成功しました!!

Vietnam

お味の方は言うまでもなく格別だったのですが、それからというもの、バインミーと言ったらホーチミン内を歩き回るようなイメージが焼き付いてしまい、なかなか在りつけない食べ物として私の脳内にはインプットされております。

シンガポールでは、NAMNAM Noodle Bar

以前、シンガポールで食べられるベトナム料理のお店として、MrsPho(ミセスフォー)を紹介しました。

MRS PHO 手軽でオシャレなベトナム料理屋さん ミセスフォー (シンガポール)
今回紹介するのは、はシンガポールのビーチロード(アラブストリートから徒歩2分)にあるベトナム料理屋さん、MRS PHO(ミセスフォー)です。...

ここのPhoは、シンガポールで一番という程美味しいのですが、残念ながらバインミーはありません。ベトナムでバインミーデビューした私たちはバインミーが食べたくなったらNAMNAM Noodle Bar(通称:ナムナム)に行くことにしています。

namnam2
NamNam Noodle Bar
HP : http://namnamnoodlebar.com.sg/
Locations : Raffles City, Wheelock Place, Suntec City, Plaza Singapura

ここに挙げたように、たくさんの店舗を持っているファーストフードに近いチェーン店ですが、その味はファーストフードのそれではなく、まさにベトナムです。ヌードルバーというだけあって、メインはやはりフォーですが、バインミーにも相当な力を入れております。(正直、ベトナムで苦労して食べたものよりも美味しい。。。)

NAMNAM (3)

パンは固めのフランスパンで、いい感じに温められています。具はポークハムとか、レモングラス豆腐とか、和牛とか、色々バラエティがあり、選ぶのも面白いです。オシャレな感じの英字新聞が敷かれたバスケットで供され、オシャレさもあります。

そして食後はコンデンスミルクたっぷりのベトナムコーヒーでしょう。

NAMNAM (6)

このセット、朝は10時までSGD5.9でやってくれるので、これはお得ですねぇ。以前、渡辺珈琲での、トーストで始まる朝のリッチさを力説しましたが、これもこれでありかもしれません。(私は大満足でした!)

NAMNAM (1)

渡邊珈琲店 リッチな週末はリッチなモーニングから(シンガポール)
渡邊珈琲店ってご存知でしょうか? チャイナタウンポイントの地下で、渡邊珈琲店を見つけたときには、おぉ、ついにシンガポールにも渡邊珈琲店...

さて、如何でしたでしょうか?

こんな記事を書いているとベトナムが恋しくなって来てしまいますが、またいずれ行くときもあるでしょう。その時はどんな思い出を持ち帰れるのかな。

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