大変恐縮でございます。
昨日、新年のあいさつとともに、今年のレストランレビューの抱負を大いに語らせて頂きました。今年はシンガポールらしい、ローカルのホーカーセンターを紹介するぞと。駐妻が行きやすいような「安くて、美味しくて、清潔な」お店を探すぞと、意気込みを新たにしました。早速ではございますが、今回は、
その意に反して、高級レストランを紹介いたします。
なんて言ったって、今日紹介するのはジンギスカンではなく、おジンギスカンです。
赤いガスコンロの上に真ん中がもっこりした鉄板を載せて、もやしに囲まれた大量の羊肉を焼いて、それらをビールで流し込む所謂ジンギスカンではなく、今回は高級ジンギスカン。鉄板はテーブルに備え付けでフルフラット、紙エプロンをして一枚一枚上品に頂き、赤ワインとのマリアージュを楽しむ、ジンギスカンでございます。
まるで同じジンギスカンとは思えなかったので、おジンギスカンとして紹介させて頂きます。それでは行ってみましょう。(こんなスタートで2017、大丈夫かな。。。)
The Hitsuji Club
住所: 65 Circular Rd, Singapore 049419
電話: 6221 3789
いきさつ
在星日本人必読のフリーペーパーであるマンゴスティン倶楽部。このフリーペーパーこそが今回我々をこの、おジンギスカン屋さんに導いた張本人であります。
なんてったって、そこに頻繁に出てくるジンギスカンの写真がおいしそうな事と言ったらありません。その写真を毎回見ているうちに、ジンギスカンを食べたい思いが徐々に募ってきて、遂にそれが爆発。これを刷り込みというのでしょう。
男3人の忘年会に最適だったかどうかは謎ですが、今回はそんなHitsuji clubです。
雰囲気について
座席はインドアの席のみで、店内はこじんまりとしています。男だけで飲みに行くときは大抵そうなのですが、例の如くに店内の写真を撮り忘れてしまいました。とても落ちついていてシックな雰囲気です。
いきなりジンギスカンに行くのではなく、まずは前菜の3種盛りを頼んで、ビールで乾杯します。
乾杯のビールが一瞬でなくなってしまったのでオシャレにワインでもと言う事になりました。ジンギスカンには赤でしょうということで、赤ワインにいったのですが、肉が出てくる前に赤ワインがはじまってしまい、チャンジャと塩辛で赤ワインを飲む羽目に。全く前菜は進みませんでしたが、それでもワイン自体は美味しいワインでした。
お料理について
そんなこんなでお互いの年末を語りあっていたところで、お待ちかねの、「おジンギスカン」です。
これこれ。この赤身こそがジンギスカンです。綺麗に鉄板に並べて焼いていきます。
ん?綺麗に鉄板に並べて?
あれ?ジンギスカンって、こう、たくさんのもやしと共に、下品に食べるものじゃなかったでしたっけ?そう、忘れていましたが、ここはHitsuji club。一切れずつ店員さんが焼いてくれて、お皿にまで乗せてくれるジンギスカンなのです。
まさに、おジンギスカン。
なんだか、一切れずつ食べるジンギスカンはちょっと物足りなかったので、ラムチョップも頂きました。
これがかなりいけました。っていうか、こっちの方がイケました。赤ワインと一緒に一瞬で肉は無くなりましたが、これを10個くらい食べたかったです。脂身の部分は、サイコロ状にして炒めてくれるのですが、それこそもやしと一緒に炒めてほしかった。ワイン持ちこみのBYOならぬ、もやし持ちこみ(BYM)したいくらいですが、ここは高級おジンギスカン。下品に食べることは諦めて、お上品に頂きましょう。
そんなこんなで美味しく頂くことが出来ました。
ただ、このあとビールで大量の肉を流し込むジンギスカンに無性に行きたくなりました。このジンギスカンスタイル、賛否両論あるでしょうが、新しい事をしている点は評価したいと思います。もやし抜きの紙エプロン、赤ワインスタイルは良いですが、もう少しオリジナリティが出てくるともっと良くなると思います。また機会を見ていってみたいと思います。行かれた事のない方は是非、「おジンギスカン」を試してみては如何でしょうか?笑